犬の国ムーンショット計画「犬の国へ行こう!」vol.9

マグカップ制作用の機材がお値段が1.5倍になっている件

どうにも気になって調べてみたら

おそらく、機種変更で価格が上がったようです。

断言は、できません。

…理由は、機種名をメモってなかったからです。

一番肝心なことを忘れてしまって後悔しきりです。

しかしなぜ?

ぴったりのタイミングでリニューアル?

1.5倍の値上げ?

もしかして…

犬の国が買おうとしてること知ってたんじゃね?

 

数十年前。

東京にアトリエがあったころ、近所で強盗殺人事件がありました。

テレビや新聞でも大きく取り上げられ

「怖いね〜」

と話していたら玄関のチャイムが鳴りました。

オートロックの映像に姿はなく

「すみません、部屋の前です」と

キリッとした男性の声。

「どちらさまでしょう」

と聞くと

「〇〇署から参りました。ちょっとお話を」

〇〇署?

覗き穴から見ると男性が二人。

どこの世界にも溶け込めそうな人懐こさを持ちながら、おそらく武道をやっている威圧感のある立ち姿の上川隆也さん、いや別所哲也さんのような。

こちらも二人で玄関に立ち

「なんでしょう」

とドアを開けると

「突然すみません、この近くで殺人事件があったことご存知ですか?」

と、ゴツい金色のバッジがついた折りたたみのカードみたいなものを見せられました。

昭和の刑事ドラマの黒い手帳ではなかったです。

「はい、知ってます」

と答えると

「なにか怪しい人を見かけたとか…」

みたいなことを聞かれたと思いますが、はっきりと覚えていません。

ほんの数分、短いやりとりをして

「ご協力ありがとうございました」

と、爽やかに帰っていかれました。

これ、刑事ドラマの聞き込みってヤツじゃない?

貴重な経験をさせていただきました。

この話には続きがあります。

松井はそのころ

考えをまとめるために

早朝の街を

早足で歩くことを日課としていました。

翌朝、いつものように

人影まばらな灰色の街を

隣駅まで歩き

朝の5時から開いているスーパーに

ふらっと立ち寄りました。

なんの気なしに

鮮魚売り場を冷やかしていると

視界のすみに

ラフな格好の男性が入りこんだのです。

なんとなく違和感を持ちました。

服のコーディネートに

靴が合っていないのです。

松井が顔を見ようとすると

ささっと

いなくなりました。

その日の午後

松井は用事があって実家に向かい

アトリエに戻るため

都営バスに乗り込みました。

母に持たされた食料で

パンパンに膨れたリュックを抱え込み

運転手のすぐ後ろの席に座って

考えごとをしていました。

なんとなしに

後ろの客席に目をやると

乗客が増えています。

視線を戻そうとしたとき

今朝、スーパーで見た男性と

同じ靴を履いた

誰かの足元が見えたのです。

そこそこ混んでいるので

誰の足か特定はできません。

でも、スーパーにいた

ラフな格好の男性はいません。

同一人物?

変装?

…もしかして刑事?

まさか俺

強盗殺人事件の犯人を

疑われてる?

と、ゾッとしたそうです。

ここ数年で

リモートワークとか

テレワークとか

家で仕事ができる環境が整いました。

あのころは

昼間、家にいる男性は珍しく

目立っていたのかもしれません。

ちなみに

アトリエがあったマンションは

隣の部屋に夜の蝶

上の階に某有名プロレスラー(悪役)が

住んでいるという

バラエティに富んだ物件でした。

もしかして

犬の国が買おうとしてること

知ってた?

というありえない妄想が

その昔

松井が見張られてたエピソードに

繋がってしまいました。

すみません。

くだらない話に

長々とお付き合いいただき

ありがとうございました。

機材は来週、購入いたします。

来週月曜日

ご予約いただいた皆さまへ

お支払いのお願いの

ご連絡をさせていただきます。

お手数をおかけいたしますが

どうぞよろしく

お願い申し上げます。

ちなみに強盗殺人事件の犯人は捕まっていません。

【本日の名言】

好きな言葉は努力です

芦田愛菜

 

 

 

 

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