紙の絵本制作奮闘記・作るかどうかわかりません(笑)15

「ある日 犬の国から手紙が来て」バンボと仲間たち
紙の絵本制作奮闘記・作るかどうかわかりません(笑)15

「不可能」の反対語は「可能」ではない。「○○」だ。

ジャッキー・ロビンソンというプロ野球選手の言葉です。

「○○」に入る言葉は最後に書かせていただくとして、クラウドファンディングの準備がおおかた終了いたしましたことをご報告いたします。

今回、私たちは、紙の絵本を制作する夢のために皆さまの大切なお金をご支援していただきます。

ご協力いただくお金の重みを忘れてはならないと心に刻んでおります。

ここで松井少年のエピソードを語らせていただきます。

定かな記憶ではありませんが、おそらく7、8歳のころ。

松井少年は、着物姿の父の前に正座をして、いわゆる昭和スタイルで高額なおねだりをしました。

品物ははっきり覚えていません。
おそらく天体望遠鏡とか、大人が使う高価なカメラとか、意味もなく高性能な家電とか…だったのではなかったかと。

父は腕組みをしてしばらく考えてから、こう切り出しました。

「お父さんはキミに、大人でも使いこなせるかわからないものを買ってあげることになるのだね」

「はい」

「買ってあげてもいい。ただし、条件がある。誰でもいい、家族以外の大人から10円もらってきなさい

たった10円か…と、松井少年はニンマリしました。

父は、その表情を見逃しませんでした。

嘘はダメだぞ。貯金箱から出すのも、落ちているものを拾っても、友達から借りるのもダメだ。誰にどうやってもらってきたか、きちんと説明がつかないものは認めません

そうなると話は違ってきます。

たった10円でも、家族以外の大人からどうやったら10円をもらえるだろう。

クリアできないと欲しいものは買ってもらえません。

松井少年は10円をくれそうな人を考えました。

まず浮かんだのは、友達のお母さん。

あのおばちゃんなら、頼んだらすぐ10円くらいくれるんじゃないかな?

いそいそと、その友達の家にいきました。

「ああいらっしゃい」と、おばちゃん。家に上げてもらい、友達と遊び始めました。

遊びながら、頭の中は10円のことでいっぱいです。

言い出すきっかけを狙って、おばちゃんの顔をチラチラいやらしい目でみていたと思います。

でも「10円ください」とは、最後まで言い出せませんでした。

違う手段を考えなくてはいけません。

考え抜いて、翌日、松井少年は行動を起こしました。

近所の交番に行き、小刻みに震えながら、お巡りさんに聞いたのです。

ボクの…ボクの10円が落ちていませんでしたか?

と、消えそうな声で。

覚えている限り、これが人生で初めて嘘でした。

すると、なにかを察したお巡りさんはニコッと笑って

その10円にはキミの名前が書いてあったかな?

と、松井の顔を覗き込みました。

なかなかセンスの良い返しですよね。

しかし予想外の展開に、松井少年は言葉に詰まりました。

お巡りさんの仕事は困っている人を助けることだと思っていました。

だから10円を落として困っている子供がいたら、すんなり10円をくれるだろうと…。

松井少年は、そのままダッシュで逃げたそうです。

そして少年逃亡犯として潜伏生活が始まりました。

長い間、その交番の前を通ることを避ける、不自由な生活をしていました。

見つかったら「10円ドロボウ罪」で、そのお巡りさんに捕まるのではないかと本気で思い込んでいて、ニュースで犯人が捕まった映像を見るたび、明日は自分かもしれないと、眠れない日々を送りました。

中学生になって友達に全てを告白し、安全だとわかるまで怯えて暮らしていたそうです。

人生で最初の嘘の相手がお巡りさんとは。

随分とキモの座った少年だったのか、浅はかな少年だったのか。

結局、おねだりした高価なものは買ってもらえなかったと記憶しているとのことです。

それどころではありませんでしたから。

幼少期に、お金を手に入れることの大変さを学ばされていたんですね。

本人は、このエピソードを思い出して、今、そのことに気づいたようです。

お父上の帝王教育も無駄だったようです。

10円をもらえなかった男が、クラウドファンディングで高額なご支援をお願い申し上げます。

どうか、どうか皆さまの清き1票、いや清き1円をお願いいたします。

愛犬党から最後のお願いでございます!

おしまいに、最初に書いた名言の全文を紹介します。

「不可能」の反対語は「可能」ではない。「挑戦」だ。

ジャッキー・ロビンソン

「不可能」かもしれない高い壁…

クラウドファンディングに「挑戦」させていただきます!

皆さまの温かいご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

公開前に、私たちのプロジェクトをご覧いただける限定公開URLが出来ました。

「ある日犬の国から手紙が来て・バンボと仲間たち」の紙の絵本を作らせてください

※2月19日午前9時にプロジェクトが始まるまで、こちらのサイトからご支援いただくことはできません。

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皆さまの温かいご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

税実ちゃん
税実ちゃん

皆さま、どうか応援よろしくお願いしますマネー

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